
こんにちは!
旅する写真館from福島の黒羽です。
僕は頭の病気で、統合失調症の治療を数年続けています。
統合失調症とは?
一般的に幻聴や妄想、そして意欲低下やこころや考えがまとまらなくなってしまう頭の病気です。
僕の場合は特に幻聴と意欲低下が3ヶ月周期で訪れることが多いです。
初めてこの病気と診断されたのが約7年前。
今でも統合失調症のことで悩むこともあれば、その症状から若い頃はどれだけ無理しても気づかなかったことが今は少し遅延はありますがサインに気づけます。
つまり無理はできない身体になっていました。
ここが大事なことなのです。
仕事でも生活の中でも、いくつものことを考え切り替えて同時にこなせる人もいると思いますが、僕には難しいです。
一時的にそんなふうにやってのけてみせても、結局は後からいくつかの服薬と不安の海を漂うクラゲのような日々が待っています。
そうなると最初に書いた様々な症状がおこることも。

原因について
この病気は日本では100人に1人ぐらいといわれていて、頭の中の物質が過剰になったりするのが原因と言われています。
割と普通に20代中盤まで僕は明るく、いつも元気いっぱいでした。
そして真面目に一生懸命に働いていました。
でもある時に目の前で僕の世界がぐるっとひっくり返る出来事が起こり、その日から現在もずっと治療中です。
オセロの白と黒がひっくり返る、まさにそのイメージ。
その瞬間から世界が変わるというか、全身の力が抜け落ちた感覚がありました。
きっとこの出来事が原因だと考え、その当時の状況が自分にとってあまりに過大なストレスがかかったのが原因だと思っています。
ただ、元々の性格や遺伝もあるし、その人の思考パターンなど様々な要因が考えられます。
原因は一個ではないというのが現在の僕の考えです。
僕は身体的な障がいを持たない、頭の病気だから一見して気づかれにくい。
そのため、当人だけが知るいわゆるクローズで生きる方法もあります。
でも僕はオープンにしたかったのです。
上の図で説明したように、僕の場合は通常時であっても平均以下の意欲や感情の面で落ち気味だと思っています。
寒い時期はなぜかさらに落ち気味になる。
そんな場合でも、焦らさず受け止めてほしい。
そんな僕が何よりもつらいのが、症状が悪化していく時の不安感や喪失感。
今の出張フォトグラファーとしての仕事はご縁があって続けれていますし、楽しくて頑張れますが、時に頑張りすぎて後からクラゲのようになる。
誰もいない不安の海を漂っている感覚です。
そんな僕でもなんだかんだ笑ったり、映画で感動して泣いたりして生きているし、多くの人に支えられてます。
感謝が尽きないのです。
家族にも、友人にも、仕事の関係先の方々にも。
というわけで今回は頭の病気について、自分なりに書いてみました。
これから先の未来はわかりませんが、現在の僕が抱えている悩みについても少しフォーカスできました。
この内容がもし誰かの参考になれたなら嬉しいです。
それでは!